RIZIN40試合結果総括!ベラトール対抗戦全敗の真相と激闘録
2022年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」は、日本格闘技の歴史における最大の分水嶺として、2026年の現在も語り継がれています。米メジャー団体Bellator(ベラトール)との全面対抗戦を軸に組まれた全15カードは、国内MMAの現在地と世界の絶対的な壁を白日の下に晒しました。
超満員となる2万3000人超の観客が目撃したのは、熱狂と同時に突きつけられた冷徹な現実でした。フェザー級・ライト級の現役王者を揃えて挑んだRIZIN勢がなぜ5戦全敗を喫したのか、そしてアンダーカードで繰り広げられた激闘の深層には何があったのか。報道各社の記録と当事者たちの証言をもとに、あの大晦日の真実を総括します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:RIZIN vs. ベラトール全面対抗戦はベラトール側の5戦全勝という衝撃的な結末を記録
- 要点2:堀口恭司の完封劇やサトシ、クレベルの惜敗が浮き彫りにした日米トップ戦線の構造的格差
- 要点3:平本蓮のボクシング戦や女子GP決勝など、2026年の現在に続く格闘界の転換点となった全記録
【RIZIN40対戦カード一覧と勝敗詳細】さいたまスーパーアリーナを揺るがした全試合結果
大晦日のリングを彩ったRIZIN40対戦カード一覧は、オープニングからメインイベントに至るまで、国内外の実力者が鎬を削る濃密なラインナップで構成されました。当時のRIZIN大晦日2022試合速報に日本中が息を呑んだ、全15試合の公式結果を振り返ります。
オープニングバウトではYUSHIが中澤達也を判定3-0で下し、続く第2試合では極真空手出身の“ブラックパンサー”ベイノアに対し、ボクシング出身の宇佐美正パトリックがわずか45秒、戦慄の左フック一撃でKO勝利を収めました。第3試合では実力者・中原由貴を相手に鈴木千裕が強打を炸裂させ、1ラウンドKOで劇的な逆転勝利を飾っています。
中盤戦では、井上直樹が巧みなグラウンドコントロールから瀧澤謙太をアームロック(チキンウィングアームロック)で仕留め、元谷友貴が元UFCランカーのホジェリオ・ボントリンを強烈な膝蹴りで沈めるなど、日本人トップランカーが世界基準の実力を証明しました。このRIZIN40全試合勝敗詳細まとめが示す通り、前半戦はRIZINレギュラー陣の充実ぶりが際立つ展開となりました。

【徹底検証】RIZINvsベラトール対抗戦結果|歴史的「0勝5敗」の勝敗理由と技術の壁
大会最大の焦点となったRIZINベラトール対抗戦結果は、日本のファンに強烈な衝撃を与える「0勝5敗」というスコアに終わりました。大将戦を務めたホベルトサトシソウザAJマッキー勝敗の行方は判定3-0でマッキーの手へ。副将戦のクレベルコイケパトリシオピットブル勝敗理由もまた、判定3-0でピットブルの完勝という結末でした。
最大の敗因は、単なるフィジカルの差ではなく「ポジショニングとダメージに対するジャッジへのアピール度」の差にありました。サトシは幾度となくバックを奪い、十八番のチョークを狙いましたが、マッキーは驚異的な柔軟性とスクランブル能力で脱出。スタンドでの的確な打撃と強烈なサッカーボールキックで有効打を重ねました。
また、クレベルは引き込みからの下関節や三角絞めを狙ったものの、ベラトール二階級制覇王者パトリシオ・ピットブルの極めて低い重心と鉄壁のベースを崩せませんでした。パトリシオは深追いせず、トップキープとスタンド打撃で確実にポイントを刈り取るクレバーな戦術を完遂しました。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 対抗戦トータルスコア | ベラトール 5勝 - 0勝 RIZIN | 対抗戦では2勝3敗〜3勝2敗が拮抗ライン | 完敗のスコアだが判定までもつれた試合が多く紙一重の攻防 |
| 武田光司 vs ラバダノフ | 判定0-3(ユナニマス) | ダゲスタン系特有のレスリング制圧 | 武田が魂の打撃戦を挑むも、テイクダウンディフェンスの差が明白に |
| キム・スーチョル vs アーチュレッタ | 判定1-2(スプリット) | 手数と前進圧力のせめぎ合い | 対抗戦中もっとも肉薄した接戦。アーチュレッタの無尽蔵のスタミナが辛勝を呼ぶ |
| 扇久保博正 vs 堀口恭司 | 判定0-3(ユナニマス) | トリロジー対決(堀口の過去2勝) | ベラトール軍として出場した堀口がカーフキックとレスリングで完全支配 |
| クレベル vs パトリシオ | 判定0-3(ユナニマス) | 柔術vs剛腕レスラーのクラシック構図 | パトリシオが深追いせずスタンド優位を維持。戦術眼の差が浮き彫りに |
| サトシ vs AJ・マッキー | 判定0-3(ユナニマス) | 極めと破壊力のハイレベルな攻防 | リングルールに適応したマッキーの蹴りとスクランブル能力が上回る |
そして、かつての同門であり3度目の激突となった堀口恭司扇久保博正結果は、堀口が放った序盤の強烈なカーフキックで勝負ありでした。扇久保の足を殺した上でテイクダウンを奪い続け、パウンドを浴びせる冷徹な試合運びは、アメリカントップチーム(ATT)で培われた世界水準のシステムそのものでした。これがRIZINベラトール全敗の理由の象徴的シーンとしてファンの脳裏に焼き付いています。
【実態検証】ファンの熱狂と絶望が交錯した現場|RIZIN40ネットの反応と評価
大会終了直後から、SNSや格闘技コミュニティ掲示板には膨大な投稿が溢れかえりました。RIZIN40ネットの反応と評価を丹念に追うと、ファンの受け止め方は単なる「落胆」にとどまっていませんでした。
「0封された悔しさはあるが、一切の誤魔化しがない本物の世界戦を見せてもらった」「日本のチャンピオンが世界最高峰に挑み、跳ね返されるプロセスこそが見たかった格闘技のロマンだ」という肯定的な意見がタイムラインの大半を占めたのです。マッチメイクに安易な噛ませ犬を用意せず、真正面からメジャーリーガーとぶつからせた榊原信行CEOとRIZIN首脳陣への評価も高まりました。
一方で、リング中央で寝技に誘うクレベルに対し、スタンドで見合ったまま付き合わないパトリシオの試合運びに対しては「玄人好みの塩試合」「判定基準がRIZINルールなのにダメージよりトップコントロールを重視しすぎている」といった疑問の声も一部で見受けられました。しかし、それらの議論すらも「競技化が進むグローバルMMAの現実」をファンが自覚する貴重な契機となったのです。

一般に知られていない盲点とネットの誤解|平本蓮エキシビションの真相と女子GPの激闘
対抗戦の陰で、大晦日のお茶の間とネットを最も騒然とさせたのが平本蓮梅野源治エキシビション真相でした。事前に相手が伏せられ「X」としてアナウンスされていた平本のボクシングマッチ。リングに登場したのは、RIZINファンにはお馴染みのムエタイ王者・梅野源治でした。
前日計量でのサプライズ発表、そして試合では打撃のスペシャリスト同士の技術戦が展開されましたが、第2ラウンド終了直前、平本の左フックが炸裂し梅野がダウン。ゴングとほぼ同時の衝撃的なダウンシーンに会場は騒然となりました。エキシビションのため公式な勝敗はつかない規定でしたが、平本の手打ちではないボクシング技術の進化と、直前のオファーを「男気」で受けて立った梅野のプロフェッショナリズムが交錯した名シーンでした。
さらに見逃せないのが、女子スーパーアトム級ワールドGP決勝戦、伊澤星花パクシウ判定結果です。過去に対戦経験がある両者の激突は、終始息詰まる打撃とスクランブルの応酬となり、結果は2-1のスプリット判定で伊澤が戴冠を果たしました。
パク・シウの鋭い打撃と的確なテイクダウンディフェンスに苦しめられながらも、リング際でアームロックを狙い続け、要所でグラウンドコントロールを奪い返した伊澤のアグレッシブさが評価されました。一部ファンからは「パク・シウの勝利でもおかしくなかった」という声が上がったものの、RIZIN独自のトータルマスト判定における「ニアフィニッシュへの執着」が伊澤の僅差判定勝ちを引き寄せた要因でした。
【格闘技界の構造分析】世界最高峰との距離感|システム格差がもたらした必然の結末
なぜRIZIN選抜軍は、1勝ももぎ取ることができなかったのでしょうか。この結果を単に「日本人選手の精神力や努力不足」に帰結させるのは短絡的です。背景には、日米におけるMMAの構造的・環境的格差が存在していました。
第一に、アメリカのメガジム(アメリカントップチームやピットブル・ブラザーズなど)に代表される「専任コーチ陣による分業制とデータ戦術」の存在です。相手の得意技を完全に分析し、それを徹底的に消すゲームプランを遂行する規律の高さが、パトリシオやマッキーの動きに滲み出ていました。
第二に、レスリング力に基づく「試合の主導権(ペース)の支配力」です。日本の柔術ベースの選手が下からの仕掛けを得意とするのに対し、北米のトップ選手はテイクダウンを取らせず、自身が必要な局面でだけ相手をグラウンドに釘付けにするスキルを持っています。寝技の攻防に付き合わず、立ち技で着実にダメージを与える北米MMAの合理主義が、RIZINのロマンチシズムを上回ったと言えます。
【プロの結論】敗北を糧に進化を遂げた者と淘汰された陣営の分岐点
RIZIN.40の惨敗劇は、その後の日本格闘技界に明確なスクラップ・アンド・ビルドをもたらしました。この歴史的一戦から見出された「生き残る選手と停滞する選手」の判断基準は極めて明快です。
【世界で通用する選手の条件】:自身のバックボーン(柔術や空手)に固執せず、早期から海外メガジムへ出稽古を重ね、レスリングとケージレスリングの攻防を身体に染み込ませた選手。負けの要因を「戦術とシステムの欠陥」と論理的に分析できる陣営。
【国内で頭打ちになる選手の条件】:個人の感覚的な強さや精神論に頼り、国内の慣れ親しんだ環境から出ない選手。寝技の引き込みや一発逆転のカウンターに依存し、ラウンドごとの主導権争いを軽視するファイターは、2026年の現在、トップ戦線から確実に姿を消しています。

2026年現在の視点で振り返るアーカイブ動画視聴方法と名勝負の価値
あの日から時が流れた2026年現在においても、RIZIN.40の映像は「日本MMAが世界と対峙するための必修教科書」として価値を失っていません。RIZIN40アーカイブ動画視聴方法としては、公式配信プラットフォームである「RIZIN 100 CLUB」および「U-NEXT」のアーカイブ配信で全試合フルマッチが高画質で視聴可能です。
また、RIZIN公式YouTubeチャンネルでは、対抗戦のダイジェストや平本vs梅野のエキシビション、バックステージのドキュメンタリー番組「Confessions」が公開されています。敗戦直後の控室でサトシが見せた涙や、完勝したマッキーが日本のファンに示した深い敬意など、試合の勝敗を超えた人間ドラマが鮮明に記録されています。
【rizin 40 試合結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RIZIN vs. ベラトール対抗戦の最終結果はどうなりましたか?
A1:ベラトール側の5戦全勝(5-0)で決着しました。武田光司、キム・スーチョル、扇久保博正、クレベル・コイケ、ホベルト・サトシ・ソウザのRIZIN選抜5名全員が判定で敗れるという歴史的な完封負けとなりました。
Q2:クレベル・コイケとパトリシオ・ピットブルの勝敗を分けた決定打は何ですか?
A2:パトリシオの卓越したベース(重心の低さ)によるテイクダウン&三角絞めの完全防御と、クレベルの引き込みに一切付き合わなかったクレバーなポジショニングです。スタンド打撃で着実に被弾を避けてポイントを稼いだ戦術眼が判定3-0の差を生みました。
Q3:平本蓮選手のエキシビション相手「X」の正体と結末はどうでしたか?
A3:「X」の正体は元ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級王者のムエタイファイター・梅野源治選手でした。特別ボクシングルールで行われ、公式判定はない規定でしたが、第2ラウンド終了間際に平本選手がカウンターの左フックで梅野選手からダウンを奪う衝撃的な結末となりました。
まとめ:RIZIN.40が切り拓いた日本格闘技の新時代
「0勝5敗」という結果だけを切り取れば、RIZIN.40は日本格闘技界にとって屈辱の夜だったと言えるかもしれません。しかし、誤魔化しのない世界最高峰の壁を体感したからこそ、国内トップファイターたちの海外武者修行や、ケージレスリングへの適応スピードは劇的に加速しました。
堀口恭司の冷徹な強さ、サトシとクレベルの気迫、そして若い世代の台頭。あの大晦日のさいたまスーパーアリーナで流された悔し涙が、その後の日本格闘技の急速な進化を決定づけました。RIZIN.40は、世界との本当の戦いが始まったメモリアルデーとして、これからも燦然と輝き続けます。 (出典: rizin 40 試合結果(Yahoo!ニュース))